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2010年2月 2日 (火)

存在しない選択

mattsunとyasutakaがやってきた。
1dayということで、映画を観にいくことになっていた。
 
その前に腹ごしらえだ、と「R食堂」へ立ち寄る。
食べたばかりだった自分は魅力的なカリーをよそに、あたたかい「チャイ」だけをオーダーした。
このとき、あたたチャイ「かい」と言いまつがわないように幾らか気を集中させた。
 
ららぽへ着いて、まず行わなければならなかったのは「観る映画を決めること」だった。
前日にいくつか候補が挙がったが、そこで決めてしまうのも何だかツマラナイ気がして急遽、当日は全員の気分で決めるといった方法でそのイベント性をたのしむことにした。
 
これは後で判明したことだが、
伊坂幸太郎押しのmattsunは「ゴールデンスランバー」を。
yasutakaは美輪さんが奨めていたという理由で「ラブリーボーン」を。
自分は先日観た未来世紀ブラジルのギリアム作品がタイムリーということで「Dr.パルナサスの鏡」。
また、自分とyasutakaはドキュメンタリーの「オーシャンズ」でも良いと思っていた。
このようにそれぞれがそれぞれの思惑を持ちながらも、それを押し通す者は誰一人といなかった。
というのも全員が全員この際「どれに転んでも良い」というフラットな気持ち的余裕があったからだ。
 
それで決まったのが、ブルースウィリス主演のSFサスペンス「サロゲート」である。
なんでっ!? ってなるかもである。
「間をとって」とは言いがたいが、映画館で観る意味を優先して決まったのである。
ノーマークだったタイトルを選んだことは賭けでもあったがそれ以上に、よりイベント性が増したと言えた。事によっては映画本来の醍醐味を存分に味わえるチャンスでもあった。
 
ほぼ無情報・無期待で観たことが幸いしたのか、結果「サロゲート」はとても良くみえた。
人間の身代わりロボットが人間にかわって社会活動をしているという設定だが、全体のシリアスさが妙にリアリティーを感じさせた。
落ち着いて振り返って考えたら案外うすっぺらな内容だったかもしれないが、イベント的な意味でも充分満足できたから良しだ。
 
その後、なんやかんやあって夕飯は爽やかで摂ったことは言うまでもない。
あ、忘れていた。
貸していた「白い巨塔」は早くも、絶賛の声とともに返却された。こともまた良し。

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