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2009年12月29日 (火)

REM SLEEP -3

気づくとね、特殊な能力が備わっていたわけよ。
電源のON/OFFを遠隔操作で切り換えられるって能力。
部屋の照明とか、TVとかね、人差し指をサッと振ると切り換わるわけ。
あんまり使えないな、なんてちょっと残念がったりした。
 
そもそも、こうもすんなり「特殊能力」ってもんを受け入れられたのは、周囲の人たちもそれぞれ違った能力を持っていたからなんだろうね。
みんなのはすごいよ。火とかも造ったりできるしね。
 
ある時ね、そんな特殊な人たちが工場みたいな建物へ連れてかれたわけ。
プシューと煙を吐いてピストンする見るからにあやしげで大きな機械に、みんな次々と放り込まれていくのね。順に。
どうやらボクらのような人間を解剖する実験装置らしいんだわ。
  
ボクは人差し指をサッと振ってね。
機械の電源をOFFして逃走したよ。

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