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2009年10月17日 (土)

安価グリム

15日。
前回から約半年も空けてしまっていたチェック。
そろそろ、と思って病院へ。
 
随分待機を強いられた診察までは借物の書物で凌いでいたが、薬局においての待機時間はその場にあった昔話の絵本を読む事にした。幼児用。周囲の待合人たちは挙ってTVの大奥に夢中だ。
 
ヘンゼルとグレーテル。
オーバープリントの処理が行き届いていないおよそプロフェッショナルとは思えないそのテキトーなつくりの絵本は、あ、やはり、100均商品である。
要約すると、お金に困った両親が泣く泣く兄妹を森に捨て、そこで兄妹はお菓子の家の罠にかかって盲目の魔女に捕まって、なんだかんだあって魔女を燃える暖炉に投げ込んで、宝物を奪って帰還するという兄妹の冒険物語である。
 
あれ、こんなだっけ。
いや、知ってるのは、母親は悪い義母という設定であったはず。
義母の策略で、兄妹は森に置き去りにされてしまうのだろうに。
そう、幼児に「義母」と言っても解らないだろうし、幼児の目に母が恐く映ってしまうという一応の配慮だろうか、省略されてつくられていた。でもそれでは話が違っちゃう。
これでは良い両親が結果的に悪いではないか。
あと、魔女って盲目だったっけ。
それはともかく、
この物語の根源は中世ヨーロッパの子供を森へ捨てる口減らしが本当にあった時代の悲惨な背景を元に出来たストーリーだったと何かで読んだ。
だから面白がられるのか。まして幼児に読み聞かせられる内容ではない。
何が言いたいかっつーと、売り物として不十分でテキトーな仕事でこの手の内容の絵本を量産的につくって売ってんじゃねーよ、ってこと。誰も買わねーし、読まねーよ。
ってまぁ、薬局はそれ買っちゃったんだけども。っでまぁ、読んじゃったんだけども。
 
関係ないけど「泣いた赤鬼」は良いよね。
めでたし、めでたし。

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