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2009年7月28日 (火)

翁、言ふやう

由美画廊にて能面展をば見たりけり。
怪しがりて寄りてみるに、老・若・男・女に鬼神・霊、よろずの能面壁一面。
それを見れば、いと良しきこと限りなき。
我、能に関して無知蒙昧こそなれど。
 
大癋見、うそ吹(火男)、赤般若、ついどこぞの隠密御庭番衆を思い出す。
 
人間の内面の表情を絶妙な変化のみで巧みに表現するその造形もさることながら、面ひとつひとつに宿る意味など、たいへん関心深く拝見。
 
作者のひとりであった方の話も聞けた。
   
癋見は口に力を入れて力んだときの表情であり、火男はかまどの火を竹筒で吹く様からきたものとのこと。ほか、「尉」とは老人に付けられる名称であることや、金目の面はこの世のものではないという意味があり、観客はそれで判断をしているのだとか。ほほう、と頷くことしきりであった。
 
その後、mikiko-sunと歓談。
その際、我々は本をいただく。三つも。
欲しかった本もある。
え、いいんですか?って感じで素直に喜べなかったけど、
これは「わーい」である。

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