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2009年4月

2009年4月28日 (火)

駅ビル7Fの恍惚

「タイタンの妖女/著・カートヴォネガット」を読破した。
 
まずは達成感。そして恍惚。
 
SFの形式にみせてはいるが、「人類の生きる意味」を説いている。
 
アイロニーとウィットが混在する独特な語り口は奔放で、まるで輪ゴムの端についたボールのようにあっちこっちへと振り回されたが、一気に読みほしてしまった。
 
グッとくる傑作。
 
「だれにとってもいちばん不幸なことがあるとしたら」
「それはだれにもなにごとにも利用されないことである」ラムファード夫人—ビアトリス

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2009年4月24日 (金)

未来の廃墟を再生する

現在、豊田市美術館では「ヤノベケンジ-ウルトラ展」ってのをやってる。
そこでhori-chaを誘って愛知県は豊田市へ。天候は良好。
 
ここへ訪れるのは約1年ぶりだろうか、ゆとりある大規模な空間が魅力である。 

館内にて食事。
 
Photo
  
スマイルポテトがかわいい。
 
こいつにパスタやお肉を食べさせてみたり、つぶしてみたりした。
やいやいと、ハシャギすぎである。
 
「ウルトラ-黒い太陽」のスパークの時間まで各所常設展を見て回る。
 
 
そーこーしながらさてメイン。
そもそもこの企画展に興味を持ったのは、作者自身が子供のころに感じた「未来の廃墟」を、「再生」へと変えるという作品のテーマ性に惹かれたからである。
あともちろん、テスラコイルも。
 
Senro 
 
ノスタルジーさえ感じるインスタレーション。過去に描いた未来、そんな感じ。
つまり、「夢見る機械」に通じすぎなんである。
 
Manmosu 

マンモスはどうやら産業廃棄物でつくられている。
 
カメのシャンデリアみたいな作品が放つ光と影のコラボの赤い部屋がある。
壁や床に映るそれが幻想的で美しい。
しかし何より、その部屋に無数に配置されたアトムスーツをきたちっちゃいトラやん?おっさんみたいな腹話術人形の方に気を取られた。下図。

Torayan 
 
そして新作といわれる「黒い太陽」。
 
Taiyo
 
つい二人で「うわデカ」と言ってしまう。
とにかく巨大で、その造形や質感にまず圧倒される。
 
辺りが薄暗くなり、いよいよ太陽の中心部テスラコイルが稲妻を放つ。
ビバリーン!!!!!
「うおう」耳をつんざくその音の凄まじさったらもう。ビビった。
数回の放電を終え、辺りは明かりをとりもどした。
 
ヒラサワのテスラコイルを見慣れていたためか、その後の展開を期待してしまって「もうおしまい?」ってなってしまったんだけど。

さておき、新未来への意志を彷彿させる類いなきサイエンス・アートであるかと。
面白いものを見た。
 
その後は童子苑茶室にてお抹茶一杯と和菓子をばいただきました。


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2009年4月21日 (火)

インタラへ2

その夜、マサラハウスにて。
美味しくいただいた料理群。
Kare
  
翌日は上野へ。
アメヨコは観光的活気の群衆が溢れている。
nonaka-sunを待ちつつ、我々はその肉体の海の中をそろそろと這い進ませながらに観光を楽しんだ。
息も絶え絶えに一周を終え、上野公園へ戻ってくる。
 
美術館やら博物館が数多くある上野公園の敷地内にて、目移りを楽しむ。
しかし良い天気である。風は心地よく歩いているだけで額に汗がにじむ。というかむしろ暑い。
nonaka-sunと合流し、東京国立博物館で現在催されている「阿修羅展」へ。
 
Asyura 
 
奈良・興福寺の創建1300年を記念して開催された国宝・阿修羅展。
 
前に行った清水寺展でも阿修羅を拝観したが、こちらの方が一般的に馴染みある阿修羅立像である。
そして好きな八部衆立像が全て拝観できたことはかなりうれしい。
とにかくその大きさや彫刻の粋に圧倒される。
中でも阿修羅像は特別扱いされていた。正面から背面まで360度を見渡せる展示法。
腕の付け根とかなんかもう丸見え。 
ほかにも、四天王立像、十大弟子立像など見所が揃う。
良い展示でした。
 
時間もそろそろと、敷地内のミュージアムカフェで軽食のサンドを食べ、新宿へと戻ってくる。
ここから再び4時間の拘束。高速でね。帰路についた。
さあて、満ち満ちに足りたライブのレポは、このフワッフワの余韻を一日ねかしてから書くとしよう。

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2009年4月20日 (月)

インタラへ1

ああ、なんと満ち足りたショウだったろう。
余韻がありあまっていまだに気分が落ち着かない。
では回顧開始。 
 
土曜。
とにかく我々は、バスで東京へ向かったわけだ。
高速にて拘束の時間の中、タイタンの幼女の進行具合はほんの数頁であったわけだ。
新宿でnonaka-sunと合流、3人は新小岩へとハードランディングした。
商店街を通過しながらあれやこれやの食を揃え、会場近くの親水公園に腰をおろす。
若干時期の過ぎた花見気分でお腹やご機嫌を満たしたあとは、公園をぶらり散策。
開演までの時間をゆったりとまったりと過ごしてゆく。高ぶる気持ちとは裏腹に。
ところで、ネコおばさんやら、原子力やら、野生的な竹の子やら、ヒントなき車内やら、の話はおあずけすることにした。

Bunkasenta

 
さあ、
“これからはじまるのは与太話だ。あり得ないことばかり起こる。”
以降は、ストーリーの雰囲気を粗くトレースした個人的表現によるライブレポである。
ついて来なくてよろしい。
 
Astro-Ho!帰還のインスト風の曲が物語の始まりを告げた。
宇宙船がとある惑星の大気圏内で中空に浮かぶ構造体の一部に接触してハードランディングする。
 
01. Hard Landing
 
連立するメガフォンタワーからAstro-Hue!が点呼され、Astro-Hue!が空から降ってくる。
青く点滅するヘルメットをかぶったAstro-Hue!がステージ上に現れ、我々観客に拍手と絶叫を煽る。
今回のゲストの一人、タイ人のコメディダンサーである。
トゥジャリットの一部、フィア・カスケーダーが破損し、満を持してHIRASAWAが登場した。
 
02. 論理空軍
 
この曲での登場はまさに「期待された機転」だった。新たに新楽器が確認できる。
HIRASAWAの前に直立する4本の棒状の間をグリーンのレーザー光線が走るシンセトリガー。
そのレーザーを手で遮ることによって、音が奏でられる仕組みとなっている。すごい。
 
03. 点呼する惑星
04. 人体夜行

 
回転を与える在宅オーディエンス・ハイムン人の名前がズラリとスクロールされてゆく。
では、頭の中をのぞかせてもらう、とHIRASAWA。
 
05. ENOLA
 
ここで陰クンジェーを発見する。
トゥジャリットを破壊するためには3つのAAROMを破壊しなければならず、AAROMを破壊するためには陰陽に分断されたクンジェーを元に戻す必要があると。そういうことらしい。
ここで選択肢。ステージ上に再びHue!が登場。
スクリーン上の選択ガジェットに向かって、我々とともに絶叫を浴びせる。
初日、中日、ここでの分岐はどちらもR。今回は間違いなくLだとさすがに割合に差が出ている。
 
06. 王道楽土
 
さそり座のHD151771で「王」だったという記憶のなかに陽クンジェーを発見。
 
07. 庭師KING
08. SIREN*セイレーン*

 
Astro-Ho!の日記を解読しているハイムン人の方々がトゥジャリットを回す。
AAROMが現れ、ここでNaangfaaが登場。
ゲストのSP-2、Fiat嬢とA-sai嬢である。
うひょう。
Naangfaaはリップシンクではあるが、このハーモニー、感動させられた。
1つ目のAAROMを破壊。 
 
そして2度目の選択肢。Hue!が絶叫を煽る。
今度もLが選択され、てんびん座HD139329の記憶を辿る。
 
09. Mirror Gate
10. 可視海

 
スライドバーを使ったボトルネック奏法を披露。
陰陽二つのクンジェーが発見され、再びNaangfaaが登場。
 
11. ナーシサス次元から来た人
12. 聖馬蹄形惑星の大詐欺師

 
クンジェーの適合を試みるが、ダメ。
バッドエンドの予感が頭をよぎってドキリとした。
Hue!登場。3度目の選択はRが選ばれる。
 
13. Sign
 
おおおお。意外な曲に仰天。
陰陽二つのクンジェーが発見され、結合もうまくいく。
さらにNaangfaaの声に共鳴してやってきたというPhonon Belt。
 
14. Phonon Belt
 
これはラッキーだという。
このPhononを変換して宇宙船の電源にチャージを行う。しかし、あいかわらず良曲。
ここで、
HIRASAWAの背後にそびえ立つ、テスラコイルが姿を現し、ビビビビビビっと放電を行う。
これは高電圧放電で実際に音楽を演奏することのできるという代物。
テスラコイルの登場はお約束どおり次の曲の披露となる。
 
15. 夢みる機械
 
ここで不穏な動き。1つのチャンスを不意にしたといい、3つ目のAAROMが破壊できないという。
うわ、まさか。とバッドエンドを予感させる。
達人がいてくれればと嘆きつつ、ハイムン人がトゥジャリットを回す。
あわあわと落ちそうになった黒球が、回転によって2つ目のAAROMの防壁を破壊、
さらに偶然のように3つ目のAAROMの防壁をも破壊した。これには会場大盛り上がり。
達人…。
 
16. FGG
 
Naanfaa登場。
 
17. 上空初期値
 
絶叫と、テスラコイルのスパークにより、2つのAAROMを同時に破壊。
全てのAAROMを破壊した。平行を保てず傾くトゥジャリットの中央部が破損。
中から出てきた幼児Loniaは漆黒の穴へと落ちてゆくのであった。
 
HIRASAWAとHue!は戦闘機で惑星から飛び立ち、白き視野を昇ってゆく。が、
Hue!が惑星が見たいと言い出し、HIRASAWAがミサイルを発射。
ミサイルがAstro-Hue!の飛行機に当たる瞬間「点呼する惑星」の光景が現れる。
 
次々と宇宙船が惑星に落ちてくる。
こんどはあんたが兄さんを助けろ。とHIRASAWA。
 
18. Astro-Ho!帰還
  
論理空軍が流れるエンドロール。
映像はプーケットにてHue!がアイスを食べながら街を歩くという映像。
晴れて楽日はグッドエンドであった。
 
アンコールで、
Hue!役のRangさんが登場。一人舞台と化し、ノリの良い曲でダンス?が始まる。
観客もこれにはスタンディングオーベーションで手拍子を続ける。
そして再びステージにHIRASAWA登場。
 
19. Nurse Cafe
  
終了後は、ゲストの紹介を兼ねたMCもあり、大歓声のまま幕を閉じた。
我々にとって、インタラのグッドエンドを初めて拝めたことも気持ちをHiにさせるに貢献していたはずである。
不親切極まりないレポも長々となり、もはやついで風に書いてしまうのだが、
会場外にて、休憩中の今監督を発見。
 
タイミングこれ良し!と、写真を求めた。
監督は快く?了解してくださり、なんと、奥様がシャッターを押してくださいました。
ホント念願、叶いました。
 
ああ、感無量。


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2009年4月17日 (金)

ハイムン人になる

本日より、
平沢進インタラクティブライブショウ「点呼する惑星」が開催された。
ボクが参加できるのは、最終日の土曜。
そのときはまた東京へ出向くことになっている。
 
しかし、ナニもしないでその日を待っていられるほどこの暴れ龍のようなウズウズは制御できない。
用もなく自室にいるのだからなおさらだ。
そこで今回、初めて在宅オーディエンスとしてライブに参加することにした次第。
 
暴れ龍は余計に激しく暴れだした。

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2009年4月16日 (木)

PINK

前から触ってみたかった「FLash」を、現在独学中。
今日は覚えたての最低知識でとりあえずパラパラアニメをつくってみた。

「pink.gif」をダウンロード

キャラや動きになんら意味は無いが、
「ブンテケテッテ」を意識していることは言わずもがな。

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2009年4月15日 (水)

コンベヤー的抽出術

アスレチックにより、ごってごてに張ってしまった筋肉が着替えを困難にさせるほど体を不動作にさせている本日、

お決まりの通院へと医大に。そしてお決まりの針刺激による血液抽出が真っ先に行われる。
以前にも記事にしたが、かの院の「ハイテク化」は、順番待ちのストレスをもはやほぼ皆無にしている。
ハイテク化、おおいに結構。

さて、この針刺激による血液抽出は、ハイテク装置ではなくとうぜん人間の手によって行われるわけだが、今回、実にそれを機械的に、流れ作業的にこなしている態度がどうも気になった。というお話である。

まず、「腕を捲って下さい」といって腕を捲らせベルトできつく絞めて血管を浮き彫りにする。
「親指を中に入れて強く握って下さい」と拳を握らせ、綿で腕を消毒する。
「少しチクッとします」と一応攻撃の了承を得、針を刺して、抽出。
針を抜いて、血液の凝固を防ぐために片手でたった今抽出した血液をシェイクしながら、一方消毒わたで傷口を抑え、「しばらく押さえて下さい」との指示をあたえて、終了。
「はい、次の方」となる。
これが行程のほぼ全容である。

かつて総菜売り場で揚げ物に熱々の液だれをつけてパックにつめていくというバイトをしたことがあるが、それに似ている。

効率がよくスムーズだが、恐いくらい機械的である。そのうち、この行程もハイテク化されることではあるまいか。

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2009年4月14日 (火)

シダと旧知とロープ橋

先月の末頃、自分がアポをとりmattsunと約3年振りに再会、あれこれと密談をした。
自分とは対極の性質を持つmattsunとのあれこれは私に新たな刺激を与えてくれたことを覚えている。
連日の仕事をなりふりもせずその日は深夜2時頃まで付き合ってもらえたことを感謝する。

今回は彼が、これまた久々の再会となるyasutakaを交えて、共に体を動かそうという誘いをよこしたのでノることにした。

我々一行は、浜北は森林アスレチックへ。途中、ファーストフードを買いあさり、公園施設に到着。
あたたかな日差しのもとで腹を満たし、40あるアスレチックの遊具を順序よくクリアしてゆく。

シダが茂る美しい緑の中にあり、いい大人が3人、アスレチックなんぞでエキサイトし、体力を消耗、汗をかく。愉快や愉快。

夕方以降は、ファミレスにてしゃべくる。夜、再会を約束し解散した。

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2009年4月13日 (月)

続・赤壁

話題の映画、「赤壁2」を観た。
前作を観ていたので、やはり完結編はチェックしておきたいところ。
前作同様、娯楽映画としては良質であった。
カメラの切替や顔アップのポイント、音楽の挟み方、巧みな策士など、演出の妙たるや流石。
マンガやアニメを観ている感覚でアクションが展開される。
長かったわりに結末は案外薄いものであったが、娯楽映画とはえてしてこういうものである。
と、わかった風な口が言う。

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2009年4月10日 (金)

赤なき世界

忽然と赤が消え、緑の世界が訪れた。

街も緑 人も緑 光も全て。

翌日 赤を買いに急いだ。
今しがたそれをプリンターにセットした。

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2009年4月 9日 (木)

ヌーヴェルヴァーグの神

随分と更新が滞っていた。

時間はあるが、なにぶん考えることが多くて雑文を書くための余裕に欠けているというのが理由である。
更新していなかった分書くべきことは山のごとしだが、少し現在のブームについてメモしておくことにした。

唐突だが、現在「ヒッチコック」にハマっている。
遠方のTSUTAYAが月〜水の三日間、期間を2泊と指定すれば料金100円という情報を入手し、その恩恵をほぼヒッチコック作品に当てているのである。

●鳥 ●めまい ●サイコ は以前観ているので、

以下、最近借りたものを列挙する。
●裏窓
●ロープ
●知りすぎていた男
●北北西に進路をとれ

●ファミリープロット
●ハリーの災難
●マーニー
●フレンジー
●舞台恐怖症

●引き裂かれたカーテン
●見知らぬ乗客
●間違えられた男
●私は告白する
●レベッカ

である。最初に借りた「裏窓」や「ロープ」で火がつき、その後次から次へと借りては観ては返している。なにせ2泊なのでその回転はめまぐるしい。

「良く出来た娯楽映画であることは間違いないのだが、その底意が泥沼のように深い」まさに今敏大監督のいうとおりである。意図して仕組まれた無意識にやられる。

考えることが多くて雑文を書く余裕に欠けているといっておきながら、ちゃっかり映画は観ている。

一つ一つレビューしても良いが、残念ながら考えることが多くて雑文を書く余裕に欠けているのである。

このブーム、まだしばらく続く模様。

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